- ゲームが上手くなりたい
- ゲームが上手い人はどう考えているのかを知りたい
- 『守破離』を理解したい
当記事では、対戦ゲームで初心者へのアドバイスとして「強くなりたいなら、まずはテンプレ・強キャラを使いましょう」がよく使われる理由を解説していきます。
理由を理解することで、ゲームの上達も早まるでしょう。
「強くなりたいなら、まずはテンプレ・強キャラを使いましょう」は『守破離』における『守』を表した言葉
『守破離』とは、武道や芸道の修行における段階を表した言葉です。
- 師匠の型を守り、基本を身に着ける『守』
- 基本の型を破り、自分流を探す『破』
- 師匠から離れ、自分流を確立する『離』
の3段階で構成されています。
「強くなりたいなら、まずはテンプレ・強キャラを使いましょう」は、『守』を表した言葉といえます。
そのため、初心者へのアドバイスとして、利に適っているといえるでしょう。
『守』基本を身に着ける【初級者】
初級者が勝てない理由、それはまだ基本を身に着けていないからです。
『基本を身に着けた状態』とは「初手Aから入り、成功したらB、そうでなければCする」のような基本を理解している状態です。
自分がやりたいようにやって良い結果が出せない場合も理由は同じです。
テンプレ・強キャラを使い、その強み・弱みを把握することで、基本が身に着いていきます。
この段階での目標
Dが好きなのでとにかくDを使う(無策)
⇓
初手Aから入り、成功したらB、そうでなければCする
どうしてもテンプレ・強キャラを使いたくない場合
『守』の段階で必要なことは、基本を身に着けることです。
『テンプレ・強キャラを使う』は、あくまで基本を身に着けるための手段です。
なので、どうしてもテンプレ・強キャラを使いたくない場合は、以下の方法で基本を身に着けましょう。
- 自分と同じ戦術・キャラで結果を残している人に教えてもらう
- 自分と同じ戦術・キャラで結果を残している人の動画や解説記事を見て、そのプレイングを真似する
- テンプレ・強キャラを使っている上級者の動画や解説記事を見て、その強み・弱みを把握する
- 様々な戦術・キャラで結果を残している人にアドバイスをもらう
これらの方法を実践し、基本を身に着ければ、余程ゲームバランスが悪くない限り、テンプレ・強キャラを使わなくても勝てるようになっていくでしょう。
『破』基本をアレンジする【中級者】
ランクマッチである程度勝てるようになり、ランク(レート)が上がっていくと、あるランク(レート)帯から全然勝てなくなる時が来ると思います。
なぜそのようなことが起きるのかというと、対戦相手が『基本がまだ身に着いていない初心者・初級者』➡『基本を身に着けた中級者』に変わったからです。
基本がまだ身に着いていない
⇓
基本が身に着いている
ランクマッチは、できる限り実力(レート)差が少ないプレイヤー同士が当たるようになっています。
なので、自分のレベルが上がると対戦相手のレベルも上がります。
ここからさらに強くなるには、基本をより自分に合った形にアレンジしていくことが必要になります。
この段階での目標
初手Aから入り、成功したらB、そうでなければCする
⇓
初手Aはまず読まれるので初手Eにする
『離』自分流を確立する【上級者】
上級者は、当然のように独自のアレンジを加えています。
そのため、上級者相手の試合に勝つには、相手のアレンジも予測して使う戦術・キャラを選択していく必要があります。
そのため、使う戦術・キャラがテンプレ・強キャラから大きく離れることもあります。
トッププレイヤーが集う大会での奇想天外な戦術の応酬や強キャラ以外を使うプレイヤーの優勝は、このアレンジ予測の最高峰といえるでしょう。
そして、素晴らしい結果を残した戦術・キャラは、新たなテンプレ・強キャラとして認知されていくのです。
この段階での目標
初手Aはまず読まれるので初手Eにする
⇓
Dが好きなのでDする(初手A、初手A対策読み初手E両方が読まれるが、どちらの対策もDを使う隙ができるため、Dに繋ぐことで、好きなDで勝てる)
まとめ
- 「強くなりたいなら、まずはテンプレ・強キャラを使いましょう」は、初心者へのアドバイスとして的確
- 『テンプレ・強キャラを使う』は、基本を身に着けるための手段
- 自分流にアレンジするのは、基本を身に着けてから
- トッププレイヤーは、相手のアレンジすら予測して使う戦術・キャラを選択する
- 素晴らしい結果を残した戦術・キャラは、新たなテンプレ・強キャラとして認知されていく
『守』『破』『離』と段階を踏んでいくことで、着実に上達できるでしょう。
また、当サイトではこのようなゲームの知識を日常生活に活かす方法も紹介しているので、心置きなくゲームを楽しみましょう!